沖縄黒糖 2013 3 16
私は、時々、「沖縄黒糖」シリーズを食べています。
今回、紹介するのは、「多良間(たらま)島」の黒糖です。
多良間島とは、宮古島と石垣島の間に位置する平坦な島です。
この島は、平坦な島ですから、
島の中央部には、さとうきび畑が広がっています。
この黒糖は、角砂糖のような形で袋に入っています。
100g単位で販売され、ビニールの袋には、チャックまでついています。
味は、渋味もあれば、苦味もあり、かすかに野菜の味もあります。
要するに、何が言いたいのかというと、
これは、「お菓子」として食べることができます。
事実、私は、時々、お腹がすいた時、
1個か2個を袋から指でつまんで食べています。
口の中に、渋味や苦味が残りますので、
男性向けの黒糖と言えるでしょう。
そういうわけで、沖縄黒糖シリーズを砂糖として使ったことはありません。
日本の農家の「農業技術」は、すばらしいと思っています。
しかし、「売る技術」は、「ない」と言ってよいでしょう。
そもそも、農家は、「売る技術」には関心がないでしょう。
はたして、それでよいのか。
どんなに最高の農産物を作っても、
消費者が、それに気づかなければ、全く売れません。
農家は、「これをどうやって消費者に売り込むか」を考えるべきです。
どんな産業でも、消費者を忘れた商品は、成り立ちません。
食品どころか、農産物だって、常に消費者を念頭におきながら生産すべきです。
「作ったら、終わり。あとは、誰かが買ってくれるだろう」という発想は、
「殿様商売」、あるいは「武士の商法」です。
日本の農家は、いつの間にか、「殿様」になったのか。
さて、「沖縄黒糖」シリーズには、
さらに南に位置する与那国島の黒糖もあります。
このシリーズの品質は、素晴らしく、
輸出しても、外国で評価を得ることができるでしょう。
こういうと、農家には、すぐに不安が出てくるでしょう。
「日本の農産物は、値段が高いから、売れない」という不安です。
日本の農家は、戦う前から、負けた時の「言い訳」を考える癖があります。
しかし、私は、小泉政権の時代から、
何度も何度も書いてきましたが、
世界には、いくら高くても安全な食品を食べたい、
あるいは、いくら高くても高品質な食品を食べたいという需要があるのです。
トヨタの自動車のイメージで、日本の農産物も輸出すべきです。